こういった節目の日を迎えると、これまでの日々の積み重ねや日常にとてつもない感謝の気持ちが押し寄せてきます。
お客様がお越しくださることへの感謝、お料理を作るうえでは食材などを運んでくれたりとお世話になっている業者さんへの感謝、他方面でもお世話になっている皆様、そして父をはじめ家族・スタッフが元気でいてくれることへの感謝の思いが改めて感じる日です。ありがとうございます。
↑料理講習会初期のころの父です。2006年頃かな。若い!(笑)
いつまでも元気でいて欲しいものです。体が資本。
トックブランシュの長女・小沢です。
おかげさまで父がホテルオークラを退社してこの地を選び開店させてから、トックブランシュは14年もの月日を歩んでくることができました。
この14年、世の中も様々な変化があって、増税があったり食材の高騰があったり...
私たち家族やお客様にも出会いと別れがありました。
2003年12月3日。トックブランシュは開店しました。
当時はまだ元気だった母・祖母も出勤していました。当時働いていたスタッフや休み返上で手伝ってくれた私の夫や親戚の伯母、お世話になっていた方のお手伝いもいただいたり本当にありがたい日々でした。
ランチもディナーもびっしりと予約で埋まることが半年以上続きまして、ご予約が取れたお客様にはお料理をお待たせしたり、満足なおもてなしもできなかったり。入れなかったお客様には苦言をいただいてしまう事態になったり。
昨日のことのように思い出す、激動の日々でした。
沢山の経験と体験、お客様と触れ合うことでトックブランシュはここまで来ることができたんだと思います。
ご迷惑をおかけした皆様にはお詫びと、感謝の気持ちを改めて送れたらいいなぁと思います。
開店の時にお腹にいた息子はもうすぐ14歳。
開店1周年を終えた10日後に亡くなった母と入れ替わるように産まれた娘は10歳になりました。
2人とも赤ちゃんの時からおじいちゃんを見ながら育っているように感じます。
次の世代へつなぐことができるのが一番の希望ですが、
まずはコツコツと毎日元気に営業できるように健康第一で頑張りたいと思います。
今後ともトックブランシュを宜しくお願い申し上げます。